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1人バイト総務部 [組織]

成長支援部作りコンサルタントの岩井徹朗です。

今回新たに

1人バイト総務部立ち上げサービス

を始めました。



お忙しい社長を雑務から解放することで、
中小企業がもっと売上を伸ばして、
持続的な成長につなげられるよう
しっかりサポートしていきます。
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体制と態勢 [組織]

 こんにちは、「会社の土台作り」をやっている岩井徹朗です。


 地震発生から今日で早くも2週間。世の中の環境や状況が大きく変わった2週間でした。

 被災者の救済、被災地の復興とともに連日報道されているのが、いわゆる原発に関わる被曝の問題。

 世界で唯一の被爆国である日本にとって、「被ばく」という言葉は広島や長崎に対する原子爆弾投下による悲惨な状況を連想させるため、特別な響きがあります。

 被曝と被爆。

 後者は二度と起こしてはいけませんが、前者は今まさに目の前にある問題。

 個々人がまず何をすべきなのかは正直まだよく分からないのですが、正確な情報をつかみ、冷静かつ的確に判断することがより一層求められている気がします。


 日本語の場合、先の被曝と被爆のように同音異義語(類義語)があるので、言葉を使う際はより慎重に考え、正しく相手に伝える必要があります。

 使った本人が意図していなくても、聞いた側や読んだ人がそれぞれ違うイメージをいだいたり、各人が独自の解釈を行うケースがあるからです。

 会社でも

   規程 と 規定

   基準 と 規準

というように似ているけれど、微妙な意味やニュアンスが違っているものがあります。


 私も、他の人から、

  「どんな仕事をされているのですか?」

と聞かれたさいに、今までは、

  「資金繰り対策と社内体制の構築です。」

と答えていました。

 しかし、ある時からは、

  「資金繰り対策と社内態勢の構築です。」

と答えています。

 恐らく会話の中で話しただけではその違いは全く伝わっていないのでしょうが(汗)、

  体制 と 態勢

は意味合いが少し異なります。

 私の解釈としては、以下のようなものです。

  体制=静的、仕組みそのもの

  態勢=動的、仕組み+動き

 この意味で言うと、会社にとってより大切なのは、

  体制を作る

というだけでなく、きちんと業務を回し、いざという時に対応できる、

  態勢を作る

という方がよりしっくりくると考えて、「態勢」という言葉を使い始めた訳です。


 今まで当たり前と思っていた前提が崩れ、今後もいろいろと変化が起こりうるこの時期、

  社内態勢の構築

をゼロベースでもう一度見直す機会にしたいと考えています。 
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「踊る大走査線」 in マニラ [組織]

 10年以上前のある日、フィリピンのマニラにあった私のマンション宛に日本から一つのダンボールが届いた。
 そのダンボールは勤務先の友人が送ってくれたもの。中味は日本のテレビ番組を録画したビデオテープであった。

 これが、私と「踊る大走査線」との出会いである。

 当時、フィリピンで見られる日本語のテレビ番組はNHKの国際放送だけ。
 そのため、朝夕のニュースと毎日曜日にやっている大河ドラマ以外はほとんどテレビを見ない状況であった。

 そんな乾ききった砂漠のような状況の中で、いきなり見ごたえのあるテレビ番組のビデオが来たものだからもう大変。私と家内は毎日食い入るようにビデオを見続けてしまった。

 我々が見終わった後、マニラに駐在する友人達にそのビデオを貸し出したが、どの家庭も100%の確率で「踊る大走査線」にはまっていた。

 私の友人は恐らく日本で見て面白かったので、そのビデオを送ってくれたのであろうが、そのセンスと気遣いには今でも感謝している。 

 ところで、「踊る大走査線」の中で話題になるテーマの一つは、組織の硬直性、現場との軋轢といった問題である。

 主人公の青島刑事が「事件は現場で起きている!」というセリフに多くの人が共感を持つのは、現場の問題を上層部がきちんと把握し、対応していないということが、多くの企業で現実に発生しているからであろう。

 銀行にいた時もそうであったが、時々本部からの指示に「なんで?」と思う時がある。

 もちろん、現場が全て正しいという訳ではないが、経営の方向性を決める人が顧客や最前線で働く人の生の声を聞かずに計画を作ったり、指示を出したりすると大きく間違ってしまうことも多々あるのではないだろうか。

 組織を変革していくには力がいる。そして、上の力と下の思いが上手く融合できた時、会社はより良いステージへ進めるのである。

  「踊る大走査線」はその後映画化され、今回で3作目。今月中にもぜひ見に行きたいと思う。
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朝一番に出社する人がいつも同じである。【Case Study19】 [組織]

 20数年前、私の新入社員時代、始業前の準備は基本的には新人がやるという習慣があった。このため、配属先の同期3人はいつも朝早い時間に出社していたが、我々よりも必ず先に出社している先輩が1名おられた。
 その先輩は重要な取引先を数社抱えており、また、その取引先が海外取引も盛んに行っていたこともあり、出社は職場で一番早く、帰るのは職場でいつも一番最後という状態が、その方が転勤されるまでの間ずっと続いていたのである。
 先輩は人間的にも非常に素晴らしい方で、その仕事振りが認められてその後も順調に昇進されていったが、組織としてみた場合には全く問題ないという訳にはいかない。
 どの会社でも、できる人、優秀な人に仕事が集中する傾向が多かれ少なかれある。特定の人の能力や人格に頼って業務が回っている場合、その人が健康で、かつ高いモチベーションを持ち続けている間は良い。しかし、その人が病気になったり、何らかの事情で緊張の糸が途切れてしまったりした際に、組織としてきちんとリカバリーできるか、という点を経営者は常に頭の隅に置いておく必要がある。
 今まで私が働いてきた職場や接点のあった会社で見てきた範囲では、朝早く出社する人の顔ぶれはたいてい固定されている。また、そのような人たちは比較的まじめに仕事に取組む人が多いようだ。
 その人が自分のリズムとして朝一番を続けているのであれば良いが、中には仕事量の関係で無理して朝一番出社を続けざるをえない人もいる。この違いを見極め、会社の仕組みとして業務の平準化を図ることもリスクコントロール上必要なことである。
  
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自社製品が最終的に何に使われているについて社員が知らない。【Case Study 17】 [組織]

 以前、部品の製造・加工をやっている会社の人に、「この部品はどのような製品に使われているか。」と聞いたところ、「分かりません。」という答えが返ってきた。
 特殊な技術が必要なものや、形を見れば一目で想像がつくような場合は別として、下請け企業の場合、発注先の指示や依頼に基づいて製造するため、仕事を引受ける際に確認しなければ、自社で作ったものがどの製品のどのような箇所に使われているのかを知らない場合もある。
 私が質問したお会社も発注元自体が下請け企業が多いので、社員の人も自社で製造・加工した部品がどこに使われているかについて関心が薄かったのかもしれない。
 しかし、会社の売上高の増減を分析したり、予想したりする上で、例え一つ一つは小さな部品であっても、自社で作ったものの使用用途を知ることは大きなポイントの一つである。自動車の販売台数が減少すれば、自動車部品メーカーが減収になるのと同じように、業界や業種の浮き沈みはやがて小さな部品メーカーや部品加工業者にもその影響が及んでくる。
 言われたものを何も考えずにただひたすら作ることと、作ったものがあの製品のあそこで利用されているだと自覚しながら作ることとには、大きな違いがある。同じ機械を使って表面的には同じ製品ができたように見えたとしても、汎用性があるのは後者の場合である。
 昨今のように発注量が激減する中、各社とも生き残りをかけて新しい販路の開拓に努力している。しかし、日頃からの工夫と考察の蓄積がないと、自社製品の新しい使い道をいきなり見つけるのはとても難しい。

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