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朝一番に出社する人がいつも同じである。【Case Study19】 [組織]

 20数年前、私の新入社員時代、始業前の準備は基本的には新人がやるという習慣があった。このため、配属先の同期3人はいつも朝早い時間に出社していたが、我々よりも必ず先に出社している先輩が1名おられた。
 その先輩は重要な取引先を数社抱えており、また、その取引先が海外取引も盛んに行っていたこともあり、出社は職場で一番早く、帰るのは職場でいつも一番最後という状態が、その方が転勤されるまでの間ずっと続いていたのである。
 先輩は人間的にも非常に素晴らしい方で、その仕事振りが認められてその後も順調に昇進されていったが、組織としてみた場合には全く問題ないという訳にはいかない。
 どの会社でも、できる人、優秀な人に仕事が集中する傾向が多かれ少なかれある。特定の人の能力や人格に頼って業務が回っている場合、その人が健康で、かつ高いモチベーションを持ち続けている間は良い。しかし、その人が病気になったり、何らかの事情で緊張の糸が途切れてしまったりした際に、組織としてきちんとリカバリーできるか、という点を経営者は常に頭の隅に置いておく必要がある。
 今まで私が働いてきた職場や接点のあった会社で見てきた範囲では、朝早く出社する人の顔ぶれはたいてい固定されている。また、そのような人たちは比較的まじめに仕事に取組む人が多いようだ。
 その人が自分のリズムとして朝一番を続けているのであれば良いが、中には仕事量の関係で無理して朝一番出社を続けざるをえない人もいる。この違いを見極め、会社の仕組みとして業務の平準化を図ることもリスクコントロール上必要なことである。
  
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