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「踊る大走査線」 in マニラ [組織]

 10年以上前のある日、フィリピンのマニラにあった私のマンション宛に日本から一つのダンボールが届いた。
 そのダンボールは勤務先の友人が送ってくれたもの。中味は日本のテレビ番組を録画したビデオテープであった。

 これが、私と「踊る大走査線」との出会いである。

 当時、フィリピンで見られる日本語のテレビ番組はNHKの国際放送だけ。
 そのため、朝夕のニュースと毎日曜日にやっている大河ドラマ以外はほとんどテレビを見ない状況であった。

 そんな乾ききった砂漠のような状況の中で、いきなり見ごたえのあるテレビ番組のビデオが来たものだからもう大変。私と家内は毎日食い入るようにビデオを見続けてしまった。

 我々が見終わった後、マニラに駐在する友人達にそのビデオを貸し出したが、どの家庭も100%の確率で「踊る大走査線」にはまっていた。

 私の友人は恐らく日本で見て面白かったので、そのビデオを送ってくれたのであろうが、そのセンスと気遣いには今でも感謝している。 

 ところで、「踊る大走査線」の中で話題になるテーマの一つは、組織の硬直性、現場との軋轢といった問題である。

 主人公の青島刑事が「事件は現場で起きている!」というセリフに多くの人が共感を持つのは、現場の問題を上層部がきちんと把握し、対応していないということが、多くの企業で現実に発生しているからであろう。

 銀行にいた時もそうであったが、時々本部からの指示に「なんで?」と思う時がある。

 もちろん、現場が全て正しいという訳ではないが、経営の方向性を決める人が顧客や最前線で働く人の生の声を聞かずに計画を作ったり、指示を出したりすると大きく間違ってしまうことも多々あるのではないだろうか。

 組織を変革していくには力がいる。そして、上の力と下の思いが上手く融合できた時、会社はより良いステージへ進めるのである。

  「踊る大走査線」はその後映画化され、今回で3作目。今月中にもぜひ見に行きたいと思う。
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