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自社製品が最終的に何に使われているについて社員が知らない。【Case Study 17】 [組織]

 以前、部品の製造・加工をやっている会社の人に、「この部品はどのような製品に使われているか。」と聞いたところ、「分かりません。」という答えが返ってきた。
 特殊な技術が必要なものや、形を見れば一目で想像がつくような場合は別として、下請け企業の場合、発注先の指示や依頼に基づいて製造するため、仕事を引受ける際に確認しなければ、自社で作ったものがどの製品のどのような箇所に使われているのかを知らない場合もある。
 私が質問したお会社も発注元自体が下請け企業が多いので、社員の人も自社で製造・加工した部品がどこに使われているかについて関心が薄かったのかもしれない。
 しかし、会社の売上高の増減を分析したり、予想したりする上で、例え一つ一つは小さな部品であっても、自社で作ったものの使用用途を知ることは大きなポイントの一つである。自動車の販売台数が減少すれば、自動車部品メーカーが減収になるのと同じように、業界や業種の浮き沈みはやがて小さな部品メーカーや部品加工業者にもその影響が及んでくる。
 言われたものを何も考えずにただひたすら作ることと、作ったものがあの製品のあそこで利用されているだと自覚しながら作ることとには、大きな違いがある。同じ機械を使って表面的には同じ製品ができたように見えたとしても、汎用性があるのは後者の場合である。
 昨今のように発注量が激減する中、各社とも生き残りをかけて新しい販路の開拓に努力している。しかし、日頃からの工夫と考察の蓄積がないと、自社製品の新しい使い道をいきなり見つけるのはとても難しい。

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