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食の安全が気になります [リスク管理]

先日日経MJを読んでいると、

日清冷凍食品が冷凍パスタを回収

という記事が出ていた。


原因は

冷凍パスタ食品にゴキブリとみられる
虫の一部が混入していた

というもの。


最近ではソース焼きそばで有名な
ぺヤングにゴキブリが入っていた恐れがあるので、
生産を中止したというニュースが話題になったばかり。


でも、新聞や報道の取り上げ方の大きさからすると、
ぺヤングに比べて日清食品冷凍のニュースは
非常に小さいものであった。


対マスコミ対策の違いなのか、
対象となる商品の知名度の違いなのか。


いずれにせよ、食の安全という意味で
どこかタガが緩んでいるということであれば、
ニュースの大小に関わらず、
非常に気になるところである。




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特別列車の運行に見えるリスク管理 [リスク管理]

本棚を整理して捨てようとしていた古い鉄道雑誌。

パラパラとページをめくっていて
ある記事にふと目が留まった。


「身延線でキハ85系3両編成の特別列車を運転」

全国植樹祭にご臨席される天皇皇后両陛下が
乗車される特別列車に関する記事である。


この特別列車の運転に際し、

「JR東海では数ヵ月前から綿密なリハーサルを重ね、
運転当日は予備車として別のキハ85系3両編成を
甲斐常葉に、また、救援機関車としてEF64形1両を
南甲府に待機させるなど、万全の運行体制で臨んだ。」

とあった。(「鉄道ジャーナル2001年8月号)


JR東海も東海新幹線で特別列車を走らせることには
かなり慣れているはず。

けれども、身延線はいわばローカル線。
駅や線路も新幹線に比べると貧弱である。

このため、何か問題が起きた時の対応が
より心配な側面もある。

そこで、予備車両に加えて、救援機関車まで
準備していたものと思われる。


また、身延線は電化されているのに、あえて
ディーゼル列車を使っていることも興味が湧いた。

JR東海でも電車特急があるが、
編成では先頭車がグリーン車になっている。

このため、万が一の事故を防ぐためにも
3両編成の中間にグリーン車がある
ディーゼル特急車両を使ったのではないか
というのが私の推察。


いずれにせよ、

考えられるリスクをすべて洗い出し、
それを可能な限り小さくする

ということに全力を注いだ様子が伺える。


捨てる前についつい読みふけってしまった。
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破産申立に際して [リスク管理]

前職の社長の代理人である弁護士から書類が届いた。

破産申立に際して債権額を明らかにしたいとのこと。


自分の中では既に償却済みであるが、
今さらながら

「なぜあの時お金を貸したのだろう?」

と思う。


冷静さを欠くと判断を間違える。

ほろ苦い思い出は未来への糧としたい。
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梅干しの値段が・・・。 [リスク管理]

こんにちは、ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

お世話になった方へのお礼に
地元の特産品である梅干しを
贈られたクライアントさん。

ただ贈るだけでは芸がないので、
その梅干しに関する添え書きを
一緒に贈るようお店の人に依頼しました。


すると、お店の人がご丁寧にも
商品パンフレットも一緒に
送付してしまったことが後から発覚!

贈った梅干しセットの値段まで、
相手先にバレバレになってしまいました(汗)。


「ちょっとは考えろよ・・・」

と半ばあきれ気味のクライアントさん。

苦笑いしながら語ってくれました。


さて、余計な情報まで開示してしまった
梅干し屋さんですが、

会社でも、
============
どこまで情報開示するか
============
というのは難しいところです。


特に業況が厳しくなって銀行や取引先等に
支援や協力を要請しなければならない時は
細心の注意が必要です。


前職の時、技術面での提携先であった
ある会社に相談したところ、

「今後の資金繰りの見通しを出して下さい」

との依頼。


私は

「本当に数字を出すんですか?」

と反対したのですが、社長は

「こうなったら出すしかないだろう」

ときっぱり。


結論から言うと、

自社の手の内をすべてさらけ出したため、
かえって足元を見られる

結果になってしまったのです。


もちろん、決算書や試算表など

過去の実績や数字を偽るのは論外

です。


しかし、今後の資金繰りや受注見込みなど
================
将来の計画や見込みの数字を
外部に提出する際には
相手先、状況によって取捨選択
================
しないと、かえって自分の首を絞める
結果を招きかねません。


梅干しセットの値段が相手先に分かっても

「へぇ~、かなり高いものを贈ってくれたんだ」

で済みます。


けれども、会社の数字が相手先に知れた場合、

「あと半年ももたないから、もう少し待って
 おいしいところだけいただこう」

と悪用される可能性はゼロではないのです。


ひどいケースは、他の取引先に悪評を流し、

「あそこはもうやばそうなので、
 我が社と取引しましょう」

と既存取引先にまで持ちかけることも・・・。


まあ、あまり疑心暗鬼になってはいけませんが、
隠し玉を2、3個持って、相手先に

「あれ、そろそろつぶれるはずなんだが」

と思わせるぐらいの

図太さ

も時には必要です。


梅干しから始まって今日は
少ししょっぱい話になってしまいました(苦笑)。

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リスク管理のさじ加減 [リスク管理]

こんにちは、ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

「2時間かかりますけど、よろしいですか?」

後ろの壁には「首都高速渋滞中」の札。

先日、出張帰りに空港バスのチケットカウンターに
並んだ時のことです。


師走の金曜日。

道路も混んでいるので、
一瞬どうしようかと迷いましたが、
後は自宅に帰るだけだったので、

「いいですよ。」

と回答。


バスは4割ほどの乗車率で、
20時15分に羽田第2空港を出発。

その後、新宿あたりで
多少スピードは落ちたものの、
バスは概ね順調に走行しました。

係りの人の予想は見事に外れ、
21時15分ちょうどに調布駅北口に到着。

ほぼ予定通りの時間に帰宅できました。

・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━━・
自宅の最寄り駅である調布からは
羽田空港までは直通の空港バスが
走っています。

早ければ45分、通常は1時間ぐらいで
空港まで行けるので、たいへん便利。


実は今回、行きもバスで行こうと
思っていたのですが、
朝は首都高速&中央高速の渋滞が
特に激しいので、最終的には
電車&モノレールで空港に行きました。


万が一、バスが予定よりも大幅に遅れて、
飛行機に乗り遅れるリスクを
「回避」した訳です。


一方で、帰りは時間が遅くなっても
特段何か支障が出る訳ではないので、
時間がかかるというリスクを
「受容」したことになります。


一般的にリスクに対する対応としては

・回避

・低減

・共有

・受容

の4つがあります。


リスクを「低減」する場合は

・バックアップシステムを作る

リスクを「共有」する場合は

・保険契約を締結する

というようにお金や手間がかかります。


このため、経営資源が乏しい中小企業では

(最初から)リスクを回避する



(やむなく)リスクを受容する

ことが、実際には多いのではないでしょうか。

・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━━・
交通手段をどうするかは
大した選択ではありませんが、

会社経営では、日々リスクを念頭に置きながら
判断を迫られます。


先日も、ある打ち合せの際に、

今後の製造委託先をどうするか

という話になりました。


現行の条件では200個単位でしか
発注できないのですが、
交渉の結果、多少価格を上げると
50個単位で発注できる先が見つかったのです。


販売価格を上げないと

商品1個当りの利益は減ってしまう

のですが、

以前よりも、小ロットでタイムリーに
発注できる点は

資金繰りの観点からはかなり魅力的

と言えます。


この場合、製造原価の値上がりに伴う
リスクを受容することになりますが、

何を受容し、何を回避すべきか

は、会社によって異なりますし、
同じ会社でも状況によって
日々刻々と対応は変わってきます。


このため、
======================
一度は回避したリスクを今は受容できないか

受容しているリスクが想定を超えていないか
======================
を常に見直すことがポイント。

その結果、トータル的なリスクの低減につながります。

・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━━・
ところで、先のチケットカウンターの対応。

「2時間かかる」というリスクを
事前に告げることで、
後から文句を言われるリスクを
回避しようとしています。


もちろん、必要な情報はきちんと
提供しなければなりませんが、
あまりリスクばかり強調すると、
お客さんが逃げてしまう恐れも・・・。

この当りのさじ加減、
なかなか難しいところですね。

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