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AIJの社長に一つ質問です。 [事業計画]

こんにちは、ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

「だますつもりはなかった」

参考人質疑で、繰り返し「詐欺」を否定した
浅川AIJ投資顧問社長。


先日、ある弁護士の先生から聞いた話によると、
本人が

「だますつもりはなかった」

と言っている事件を詐欺として立件することは
なかなか難しいらしいのです。


「詐欺にあった」

として被害者が警察に駆け込んでも、

「どうしてだまされたの?」

と延々質問され、被害者なのに
まるで加害者のように取り調べを受ける。


そして、運よく警察が動いてくれても、
加害者が、

「だますつもりはなかった」

と、詐欺容疑を否認した場合、
法律的に詐欺として認めさせるのは
緻密な証拠固めが必要になるとのこと。


今回はどのような結末になるのでしょうか?


さて、会社が資金調達をする場合、
その事業計画や資金繰り表が

「返すつもりのある計画なのか」

をお金を出す側が検証することも
一筋縄ではいきません。


決算書や試算表といった

過去の実績

については、
きちんと詳細に分析していけば、
ある程度のウソは見抜けます。


しかし、

・事業計画に書かれた今期の見込み

・今後半年間の資金繰り表の計画の数字

などは、

将来の数字

です。


しかも、将来は未定なので、
計画通りの数字にならなくても
詐欺にはなりません(笑)。


このため、
数字の整合性がきちんと取れている場合、

「会社がまじめに取組んで出した数字」

なのか、

「お金を借りるために取りあえず
 つじつまを合わせた数字」

なのかは、

現実問題としては判別が難しい

と言えます。


計画を立てる際に

「この数字は到底できそうもないが」

「銀行の担当者からもう少し前倒しで
 返済する計画にしてくれと言われたので」

といって、

数字を改ざんする(計画の数字を変える)

場合があります。


このケース、言ってみれば、

自分をだましている

ので、計画通りにいかないと、

「本当は最初から無理な数字だった・・・」

と、ついつい言い訳に走りがちです。


一方で、

「何が何でも年商3億円を達成する!」

「この売上を上げるためには、
 5,000万円の融資が絶対必要です!」

と言って作った計画の場合は、
仮に計画通りにいかなくても、

経営者がなんとかしようと努力する

ので、明らかに結果が違ってきます。


誤解を恐れずに言えば、

ウソの数字を固めて資金調達することは可能

です。

しかし、自分をだまして作ったものは
後から必ずしっぺ返しが・・・。


私がいろいろなところで
申し上げているように、
===========
問題は資金調達した後
===========
です。


人をだますことは論外ですが、
=================
自分をだまさない(ごまかさない)
=================
よう注意したいですね。


ところで、浅川社長は
自分の胸に手を当てて、

「自分をだましていない」

ときっぱり言えるのでしょうか・・・。

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