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外から見た風景と車内からの景色 [気づき]

 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 お正月も早くも3日目。東京は比較的穏やかな天気でしたが、西日本では雪の正月となったところも多かったようですね。

 年末年始で家にいた時間も長く、本棚を眺めていると、昔買った鉄道関係の本が何冊かありました。

 鉄道ファンにもいろいろあり、写真を撮る撮り鉄、車両の好きな車両鉄などいろいろに分類されるようですが、私の場合は、乗るのが好きな乗り鉄です。

 鉄道の本には日本全国各地で撮影された列車のある風景が載っています。
 そういう写真を見ているとついつい旅行に行きたくなりますが、実際に写真の場所に列車で行ってみると、意外と普通っぽかったりします。

 それには、いくつか理由があります。

 ・雑誌に載るような写真はいわば素敵な写真に限られている。

 ・風景の印象は季節や天候によって大きく左右される。

 ・写真を見て勝手に想像が膨らみすぎている。

 しかし、何よりも大きな違いは、写真は列車をある風景をバックに外から撮影しているのに対して、列車の中から見える風景はいわば内からの景色であるという点です。

 海岸沿いぎりぎりに走る列車や有名な山の麓を上っていく列車。
 撮影された写真は雄大な景色を背景に最新列車や旧型車両が走る光景は鉄道ファンならずとも感動を生みます。

 一方で、車窓から見える風景は激しい荒波や切り立った渓谷をそれなりに楽しむことができますが、どうしても列車の中からという限界があります。
 また、最近は列車のスピードも速くなっているため、余程注意を持って見ていないと、名所と言われる場所もあっという間に通り過ぎていたという場合も多々あります。

 翻って日本の事を考えた場合、どうでしょうか。

 普段日本の中で暮らしている我々はいわば列車の中から風景を眺めているようなもの。それなりに快適で心地良いのですが、何気ない景色にあまり感動や驚きを感じなかったりします。

 しかし、その風景を外から見ると、「よくこんなところに鉄道を通したなあ」というような断崖絶壁のところを走っていたり、とても広大な原野を真っ直ぐに次の目的地に向かって進んでいる場合だってあるのではないでしょうか。

 日本に対する悲観論が語られる一方で、日本に対する期待論を展開する報道や書籍も目にします。
 どちらが正しいのか、私自身まだ結論は出ていないのですが、少なくとも車内に留まってぼーっといるだけでは本当の姿は目に見えてこないのは確かです。

 今の日本が世界の中でどんな風景の中を走っているのか。今年1年はそのことを常に頭の片隅に置きながら仕事に邁進したいと思います。

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