50年、60年はまだひよっこ？

　「50年、60年なんて、まだひよっこなんですよ。」

　先週訪問した会社。来年で創業60周年、今年は法人化して40年を迎える会社です。

　私が長く会社をやっておられてすごいですねという意味で話をした際、会社の社長さんからは前述のような言葉が出てきました。

　その土地では業暦の古い会社が多いらしく、創業以来60年近く経ってもまだまだ地域に根付いたとは言えないとおっしゃっていました。

　一方、先日名刺の整理をしている際、3～4年前に投資説明会等で名刺交換した先が何社か出てきました。

　いずれの会社にも、いくつかの理由があって、投資はせず、また、資金調達のサポートもしなかった先です。

　今どうされているのかと思って、インターネットで5社ほど検索してみたところ、結果は以下の通りでした。

　・2社：会社名がヒットしない

　・1社：ある会社の100％子会社に

　・1社：先月倒産

　・1社：事業継続中

　いずれの会社も設立年時まではっきりと覚えていませんが、最初の会った時もそれほど業暦の古い会社ではありませんでした。
　そして、4年以内に5社中4社は大きく状況が変わってしまったようです。

　俗に会社の寿命は30年とか言われていますが、それはある程度上手くいってる会社での話。
　実際には設立後数年の間に多くの会社は消えています。会社を持続して経営していくことはけっして簡単な事ではないのです。

　来年創業60年周年を迎える二代目社長さん。ひょうひょうとしながらも、なかなかやり手の社長さんとお見受けしました。

タグ：投資説明会 創業 設立 社長 資金調達

コメント 2

ニ代目三代目が潰さずに経営して
初めて認知されるってことでしょうかねえ・・
なかなか大変ですね。
by 秋川滝美 (2010-11-07 21:50) 

秋川滝美さん

コメントありがとうございます。
昔に比べると変化のスピードが加速化している昨今、会社を長く続けていくことはより一層難しくなっている気がします。
by 岩井徹朗★会社の土台作り (2010-11-09 09:54)