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歴史は繰り返す [気づき]

 「ローマ帝国の全域にわたって、その壮麗さで人々の讃嘆を浴びてきた神殿という神殿が、まったく姿を消すか、遣ったとしても、崩れ果てた遺跡に変わったのであった。」(「ローマ人の物語40・キリストの勝利(下)」より)

 文庫本で読んでいる塩野七生さんの名著「ローマ人の物語」もいよいよ終盤。四世紀後半になってキリスト教がついにローマの国教になる時代に突入しました。

 その中で、今までローマ帝国で崇められたきたギリシア・ローマの神殿や神像が次々と破壊されていく場面があります。

 この箇所を読んでいる時、私は「あれ、確か同じような事があったなあ」とふと思い出しました。

 そう、今世紀の初め2001年にアフガニスタンのバーミヤン渓谷でタリバン勢力が歴史的に有名な石像を破壊した事件です。

 まさに「歴史は繰り返す」です。

 ここで宗教の是非について論じるつもりはありません。

 しかし、一つ言えることは、人間は一つの事に固執しすぎると、歴史的な(過去からの)経緯や周囲との関係など総合的、俯瞰的な見方や考え方を放棄してしまう恐れがあるということです。

 会社でもカリスマ経営者やワンマン社長が引っ張っている場合、社内で社長の意見に対してNOと言える人はなかなかいません。

 社長の命令は一面では論理的に正しく、その通りに追随することで上手く行っている(行っていた)ということも多々あると思います。

 けれども、一歩下がって逆の立場に立って考えてみると、常識的にみて?のつく事もあるのではないでしょうか。

 自分で考える事を放棄してしまうとある意味非常に楽ですが、それでは進歩も発展もありません。
 
 知らず知らずの内に歴史的に価値あるものを破壊したり、良き伝統を放棄する愚はなんとしても避けたいものですね。

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