髭剃り負けしない3つのコツ

　朝起きて会社に行く前にまずやるのは髭剃り。

　男性でも1日ぐらい剃らなくても全然問題ない人がいますが、私の場合は髭が濃いため、1日剃らないともう大変。髭面のドロボーさん状態になってしまいます。

　一方、私の場合身体は丈夫な方ですが、唯一の弱点と言えば肌。

　子供の頃から近所の林に行った後でかぶれたり、新品の下着を履いたら発疹ができたり、といった具合。
　年にせいぜい1回行くか、行かないかのお医者さんも大半が皮膚科だったような気がします。
　
　そんな訳で朝の髭剃りは私にとっては非常に気を使う作業（？）の一つなのです。

　最初は電動のシェーバーを使っていたのですが、硬い髭にはちょっと役不足。
　このため、現在は電動式と非電動の替刃式カミソリの2刀流を駆使しています。

　長年苦労して対応してきた結果、私の場合、髭剃り負けしないコツは3つです。

　1つ目はクリームを多めに使うこと。
　
　やはり、クリームが少ないとどうしても厳しいです。

　クリームもいろいろと変遷を重ねましたが、今は家内が使っている洗顔用石鹸をシェービングブラシで泡立てて使っています。

　2つ目はゆっくりと剃ること。

　朝、時間がないと思って焦って剃ってしまうと、大抵ざっくりとやってしまいます。
　ゆっくり丁寧に根元から剃るようにしないと駄目です。　

　先ほど2刀流と書きましたが、最初電動式で大まかに剃って、仕上げは非電動で残った髭を退治します。

　3つ目は体調を整えること。

　1つ目と2つ目は物理的、技術的な問題ですが、本質的な問題はここにあるのかもしれません。

　寝不足が続いていたり、ちょっと調子が悪かったりすると、たっぷりクリームを塗って、ゆっくり剃ったとしてもなかなか上手く剃れなかったり、髭剃り跡が赤くなっていたりします。


　さて、会社の場合でもいろいろな課題やテーマに関して、ヒト、モノ、カネを投入してなんとか解決を図ろうと日々模索していることと思います。

　最初は上手くいかなくても、いろいろと失敗や試行錯誤を重ねることで、やがてそれらの問題を克服することができます。
　その方法や手順はそれぞれの会社によって違っていても、解決しないと仕事が先へ進まない事項に関しては各社は各社なりの解決策を持っているのではないでしょうか。

　前述の髭剃りの例で言えば、濃い髭と弱い肌に対するコツの内、クリームを多めに使うこととゆっくり剃ることが、私なりの対処方法です。

　一方で、問題はより本質的な部分。髭剃りで言えば、体調を整えるという点です。

　これは日々の活動や周りの環境にも影響されるため、1度方法が確立できたから安心できるというものではありません。

　したがって、いつも通りやっているのに上手くいかない時、普段とは違った結果が出た時は要注意です。
　その原因が物理的・技術的な問題ではないと判定した時には、もう一度根本のところに戻って検証してみる必要があります。

　身体の調子が自分の一番弱い部分に出るように、普段は表面に出てこない会社の弱点がひょっこりと顔を出しているのかもしれません。

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