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社員がへたに遠慮していたら売掛金の回収は進まない。 [マネジメント]

 先月末の入金予定分が今月初めにずれこんだ取引先。
 今月の売掛金がきちんと期日までに振込されるか、ちょっと心配だったが、無事入金があってほっと一息。

 ところで、以前あるクライアントさんで、売掛金の未収が結構たまっていたことがあった。
 経理担当者に聞いても、個別の詳細は各取引先の担当者に聞かないとよく分らないとの回答だったので、彼らにヒアリング。

 すると、驚いたことにほとんどの人が売掛金の回収のトレースをきちんと実行していないことが判明した。

 営業担当者が言うには、
  「あまり、しつこく言うと(先方の)社長が怒り出す。」
  「あの先は、毎月遅れるから・・・。」
  「先方には嫌われたくないし・・・。」
 などなど。

 こんな状態では売掛金の回収など進む訳はなく、私の方では早速担当役員の方に報告して対策をうつことになった。

 そのクライアントさんの社員は皆さん素直なで素朴な人が多かったが、売掛金をきっちり回収することは、会社として当然なすべきことである。

 きちんとした商品やサービスを提供し、その対価としてお金をいただく。
 自分の仕事に誇りを持って取組んでいる以上、この点に関して変に遠慮があってはいけないし、契約や事前の約束で決まっていることをお互いにきちっと守ってこそのビジネスである。

 逆に主張すべき事をきちんと主張して相手が怒り出したりするような時は、なんらかの異変や問題が起こっている場合が多いので、要注意な状況と言える。

 あまりやり過ぎてはいけないが、どうしても支払が遅れ気味の先には入金の事前確認の頻度を上げるのも一つの手である。
 人の心理からすれば、複数の支払先があった場合、よりしつこくトレースしてくる方を先に支払う傾向にあるからである。
 一方、あまり事前のチェックがなかったり、入金が遅れても督促・確認の連絡をしてこない先は、支払もついつい後回しにされてしまう。

 売掛金の回収は社員の心がけ次第で大きく結果が異なってくるのではないだろうか。
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