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決算書の数字を事後から変える方法とは? [経営]

こんにちは、ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

3月決算の会社は、今は決算作業が真っ盛り
かと思いますが、
もちろん、粉飾決算のススメではありません(笑)。


しかし、

「このまま決算を締めると、
 500万ぐらいの赤字になりそうだ・・・」

という時、多くの会社では

「銀行からの融資が出なくなる!」

「受注の際に不利になる!」

ということで、

なんとか赤字にならないよう決算を組む

という会社も実際には多いのではないでしょうか。


同じ実態であっても、
「決算書」という報告書の中で

・そのまま-500万円として出す

・収益はトントンとして計上する

・+50万円の黒字にもっていく

は、いずれも可能。


会計のやり方や解釈もある程度幅があるので、

多少の利益は(合法的に)操作できる

という訳です。


けれども、

「実質的には500万円赤字だ」

という時に、
==============
実体である数字という事実を
変更することはできません。
==============

あくまで過去は変えられないのです。


一方で、
============
数字の意味や位置づけを
変更することは可能
============
です。


つまり、

「前期は赤字だったけれど、
 今期は黒字基調になっている」

「過去の問題点を洗い出して
 対策をうっているので、
 今期は収益が大幅に回復中」

という時には、

過去の赤字は一つの通過点

として位置づけることができます。


かつて、カルロス・ゴーン氏が
日産自動車の業績をV字回復させた時、
就任する前後の時期に

構造改革やリストラを行って
大幅な赤字を出した

という背景があります。


そして、この

大幅な赤字

という事実は、その後業績が回復する中で

高い評価を受ける

ことになりました。


これは、

現在や将来を変えることで過去を変える

ということなのかもしれません。


銀行を始め、世の中では、まだまだ

決算書第一主義

という風潮が残っています。


しかし、

難しい会計上のテクニックを使って
過去の赤字をなんとか黒字にする

ことに多くの知恵と労力を使うよりは、
==================
赤字を事実として真正面からとらえ、
現在および将来に向けての流れの中で
改善状況もふまえてきちんと評価する
==================
ことがより一般的になれば良いなあと
考えています。


ところで、深夜の人気お笑い番組の
「アメトーーク」。

家電芸人や運動オンチ芸人など
毎回一つのテーマでお笑い芸人さんが
集まって面白トークを繰り広げます。


中でも私のお気に入りのテーマは
中学の時いけてない芸人!

その初回放送は、
あの松本人志さんが絶賛したとかしないとか。


自分の恥ずかしい「過去」をさらけ出して
お笑いのネタにしてしまう芸人さんは
とってもたくましいですね!

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