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ぜひ根本的な解決を! [マネジメント]
八百長問題で揺れる大相撲。
春場所の中止が正式に決定されましたが、私も子供の頃は大阪に住んでいたので、春場所に2、3回連れて行ってもらった記憶があります。
また、小学校5年生になる前の春休み。
父の転勤の関係で大阪から東京へ引っ越すため新幹線を待っていると、ちょうど新大阪駅には春場所を終えたお相撲さんたちが何人かいました。
今では私も身長180cmを超えるまでになりましたが、小学生にとって間近かで見る力士の大きさにはびっくり。
中には当時魁傑として活躍していた放駒理事長もおられ、大きなお腹を触りに行ったことを今朝ふと思い出しました。
さて、これから不祥事の調査や処分が本格化してくると思いますが、会社においても問題が起きた時にどのように対応するかによって、その後の再生が上手くいくかどうかが分かれます。
一番最悪なのは実際に問題を起こした個人だけを処分し、個人的な問題として解決してしまうこと。
組織の中で起きた問題は、たとえ最終的に問題を起こした人が特定の人であっても、何らかの組織上の問題や課題を内包しているケースがほとんどです。
ある会社では売上の計上日をごまかして本来翌期の売上高となるべきものを当期の売上高として申告しているケースがありました。
それが発覚後、計上日をごまかした社員は社内的に処分されました。
しかし、その後も同じような意図的な計上日の変更が散発的に発覚。
そこで、その原因をよく探っていくと、社内的に目標の売上高必達というのが至上命令になっており、期末当日ギリギリになっても、「売上をなんとかしろ!」という叱咤激励が各部署で出されていたことが判明しました。
もちろん、ビジネスは売上があがってなんぼの世界。
掲げた目標に対する執着心や熱意がないと、なかなか目標の数字を達成できるものではありません。
しかし、それも時と場合によりけり。期末の1ヶ月前なら時間的になんとか出来ても、期末当日の夕方5時になんとかしろと言われても物理的には不可能という場合も。
そして、問題が起きた後で、上司の方がよく言うセリフは
「自分は数字をごまかしてまで売上を上げろとは言っていない・・・」
結局このような場合、上司からのプレッシャーに耐え切れず、数字をいじくってしまった社員だけ処分しても根本的な解決にはなりません。
目標達成が難しそうな時に会社として、どのようなタイミングでどういう手段を講じるか、給与や賞与が業務成績と連動していることで、短期的な売上高を上げることに重点を置きすぎていないか、といった事項にまで踏み込まない限り、第二、第三の問題が起きてしまいます。
今回の八百長問題のように、会社の本業や核となるところで問題が起きた場合、上っ面な対応では済まされないのではないでしょうか。
膿を出し切るには膿が出るもとから断たないとダメ。
子供の頃お腹を触らせてもらった放駒理事長には強力なリーダーシップを発揮して大相撲再生の道筋をつけることを期待したいと思います。
春場所の中止が正式に決定されましたが、私も子供の頃は大阪に住んでいたので、春場所に2、3回連れて行ってもらった記憶があります。
また、小学校5年生になる前の春休み。
父の転勤の関係で大阪から東京へ引っ越すため新幹線を待っていると、ちょうど新大阪駅には春場所を終えたお相撲さんたちが何人かいました。
今では私も身長180cmを超えるまでになりましたが、小学生にとって間近かで見る力士の大きさにはびっくり。
中には当時魁傑として活躍していた放駒理事長もおられ、大きなお腹を触りに行ったことを今朝ふと思い出しました。
さて、これから不祥事の調査や処分が本格化してくると思いますが、会社においても問題が起きた時にどのように対応するかによって、その後の再生が上手くいくかどうかが分かれます。
一番最悪なのは実際に問題を起こした個人だけを処分し、個人的な問題として解決してしまうこと。
組織の中で起きた問題は、たとえ最終的に問題を起こした人が特定の人であっても、何らかの組織上の問題や課題を内包しているケースがほとんどです。
ある会社では売上の計上日をごまかして本来翌期の売上高となるべきものを当期の売上高として申告しているケースがありました。
それが発覚後、計上日をごまかした社員は社内的に処分されました。
しかし、その後も同じような意図的な計上日の変更が散発的に発覚。
そこで、その原因をよく探っていくと、社内的に目標の売上高必達というのが至上命令になっており、期末当日ギリギリになっても、「売上をなんとかしろ!」という叱咤激励が各部署で出されていたことが判明しました。
もちろん、ビジネスは売上があがってなんぼの世界。
掲げた目標に対する執着心や熱意がないと、なかなか目標の数字を達成できるものではありません。
しかし、それも時と場合によりけり。期末の1ヶ月前なら時間的になんとか出来ても、期末当日の夕方5時になんとかしろと言われても物理的には不可能という場合も。
そして、問題が起きた後で、上司の方がよく言うセリフは
「自分は数字をごまかしてまで売上を上げろとは言っていない・・・」
結局このような場合、上司からのプレッシャーに耐え切れず、数字をいじくってしまった社員だけ処分しても根本的な解決にはなりません。
目標達成が難しそうな時に会社として、どのようなタイミングでどういう手段を講じるか、給与や賞与が業務成績と連動していることで、短期的な売上高を上げることに重点を置きすぎていないか、といった事項にまで踏み込まない限り、第二、第三の問題が起きてしまいます。
今回の八百長問題のように、会社の本業や核となるところで問題が起きた場合、上っ面な対応では済まされないのではないでしょうか。
膿を出し切るには膿が出るもとから断たないとダメ。
子供の頃お腹を触らせてもらった放駒理事長には強力なリーダーシップを発揮して大相撲再生の道筋をつけることを期待したいと思います。
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