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一つの追加情報で評価が一変 [人材]

 気がつけば1月も今日を入れてあと6日。いつものことながら月日が経つのは早いですね。

 さて、約1ヶ月前の大晦日。年越しそばを食べ終わってから、私は家で年末のテレビ番組を見ていました。

 その中の一つが紅白歌合戦。桑田さんの復活があった最後の1時間ほどはずっと見ていました。

 その中で気になったのが二つの人気アイドルグループの歌いっぷり。

 先輩であるAの方は選んだ歌が難しかったのか、「むむっ?」と思うところが何ヵ所かありました。

 一方、後輩のB。Aに比べると格段に歌が上手いように感じたのです。

 音痴である私だけでの感想であればまったく説得力がないのですが(汗)、月2回歌を習っている家内も同じ意見。このため、恐らくそう感じた人も多かったのではないかと想像しています。

 さて、先日、その家内がBのファンであるという友人と会った時、この話題が出たらしいのです。

 その友人がおっしゃるには、

 「それはBの場合、歌をかぶせているから。その点、ナマで歌っているAの方がある意味えらいかも!」

 私も詳しいことはよく知らないのですが、いわゆる音声を流して実際には歌わない口パクではなく、音声と実際の声を組合わせるかぶせという技(?)があるらしく、技術の発達した現在ではその技を使うと歌がすごく上手に聞こえるとのこと。

 ここで申し上げたいのは、かぶせを使うことの是非ではありません。ましてや、Bが本当にかぶせを使っているのかどうかを私自身検証した訳ではありません。

 けれども、家内の友人の話を聞いた時、私が感じたのは、「なあんだ、そうなんだ・・・」。

 つまり、最初にテレビで見た時に感じた印象も、情報が一つ追加されただけで評価が一変してしまうということです。

 会社でも部下の人事評価、プロジェクトをやるか、やらないかを決める打合せなど、いろいろな場面で人や取引先を評価し、判断を下さなければなりません。

 いつも書類を一番に提出するC君と、期限ぎりぎりになってあわてて駆け込むD君。

 一般的な評価としては、C君>D君。

 でも、もし、D君がC君の3倍の仕事量をこなしていたらどうでしょうか。

 仕事の少ないC君の書類提出が早いのは当たり前、ぎりぎりでもなんとか間に合わせるD君の方が頼もしいという見方ができるかもしれません。

 大きな会社であれば、人事評価制度も整備され、複数の人の目を通して判断されるため、ある程度評価に必要な情報が網羅されている可能性は高いと言えます。

 一方、人数も少ない中小企業の場合、口八丁手八丁で社長のご機嫌取りばかりやっている人が、まじめにコツコツ働いている人より高い評価を得ているケースも間々あります。

 評価を行う前には必要な判断材料がきちんと出揃っているか、経営者は気をつけなければなりません。即断即決のスピードも大事ですが、こと人に関する評価の場合はより慎重かつ多面的に行う必要があるのではないでしょうか。

 なお、先のアイドルグループの話ですが、意外に歌が上手いと思ったのがBのリーダー。ファンであるかの友人の話でも実際にそのリーダーは歌も踊りもかなり上手いそうです。 
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