淡い期待は泡と消え・・・

　「税務署から〇〇の書類が来たらＡさんではなく、Ｂさんに送って下さいね。」

　「分りました。」

と言った会話をあるクライアント先の社員の方としたのが約1ヶ月ほど前。

　そして、先週の木曜日その社員の方の机の上に〇〇らしき、書類が置いてありました。社長が郵便ポストから出してその社員の机の上に置いた模様です。

　その日はたまたま社員の方はお休みでした。

　もう一度念押しのため、メモ書きでもしようかなあと一瞬思いましたが、あまりしつこくするのも何なので、「まあ、ちゃんとやってくれるだろうなあ。」と期待しつつそのままにしておきました。

　翌金曜日。社員の方は出勤。
　一方、私はそのクライアントさんへの訪問日でないため、書類の取扱いについて確認することはできませんでした。

　そして、今日。既に書類は社員の人の机の上にはありません。

　「先日机の上にあった書類はどうされました？」

　「全部Ａさんに送りました。」

　「うっ。二つ書類があったように思うけど、一つは〇〇じゃなかったですか？」

　「よく覚えていません・・・。」

　「〇〇はＢさんに送って下さいってお願いしましたよね。」

　「・・・。」

　「では、Ａさんに電話して、送った書類の中に〇〇が入っていないか確認して下さい！」

　「分りました。」

　社員の方が勤務終了時間までには確認が取れなかったため、私が引き継いでＡさんからの連絡を待つ事に。その結果、やはり〇〇はＡさんに送られていたことが分りました・・・。

　後悔先に立たず。
　やはり、もう一度念押しすべきだったのかもしれません。
　また、木曜日の時点で私が郵便物の中味を直接確認し、Ｂさんに送っていれば何という事なく終わっていた単純な話です。

　しかし、私としては期待半分、あえてそうしなかったという側面もあります。

　今回は残念ながら期待を裏切られましたが、この結果を踏まえて対応策を再度検討しなければなりません。

　人を育てるにはどうすれば良いか、試行錯誤の続く毎日です。

タグ：書類 社員 期待 後悔 試行錯誤

コメント 2

岩井さん，初めまして。
期待は裏切られるもの・・という時代ですねえ・・。
特に人材育成には，どちら様も手を焼いているようです。
期待が大きければ大きいほど，失望も巨大。
やはり・・未然に防ぐ確認が二度手間も失望も防ぐようです。
by 秋川滝美 (2010-11-04 11:01) 

秋川滝美さん

コメントありがとうございます。
一昨日参加したセミナーで、講師の先生が人によってマニュアルは変わるというコメントがありました。
人材育成は企業にとって永遠の課題ですね。
by 岩井徹朗★会社の土台作り (2010-11-06 21:34)