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節税という言葉は禁句? [資金繰り]
「租税回避行為とみなされる恐れもあるので、『節税』という言葉は使わないで下さい。」
これは先週終わった(クライアントさんの)税務調査の前に顧問税理士の先生から言われたことです。
社長も税務調査に立ち会った私もその言いつけをきちんと守って節税のせの字も言いませんでしたが、私は最後までちょっと違和感が残りました。
と言うのも、経営者である以上、誰しもが税金も含めた形でキャッシュ・フローには非常に気を使っているからです。
もちろん、納税は国民の義務であり、脱税は絶対にいけませんが、合法的な範囲内でキャッシュ・アウトをいかに抑えるかは経営者の腕の見せ所です。
これは税金を払いたいとか、払いたくないとかいう気持ちの問題ではなく、経営者として会社を存続させ、さらに発展させていくためには常に頭に入れて置かねばならない事項です。
日本の場合、税金をやや特別視する傾向があり、あえて税金について表立って触れたがらないところがあります。
その結果、かえって水面下でせこい脱税行為が横行していたり、納税の時期になって慌てて資金の手当てに走るといったような事態を招いている気がします。
まず初めに税金ありきではなく、トータル的なキャッシュ・フローの中で税金をコントロールするくせをつけないと、いつ何時勘定足りて銭足らずの状況に陥るか分りません。
会社を経営する立場からすれば、ある意味交際費として支出しようが、税金として支払おうが一緒です。
結果的に手元に残るお金はいくらで、そのうちどのくらいの金額を次の事業展開のために新たな投資として回せるかが大事です。
臭いものには蓋という感じで「節税」という言葉を表面的に回避しているだけでは、かえって物事の本質を見誤るのではないでしょうか。
税務調査を終えた後、社長と私の一致した意見は、
「いっぱい儲けて、税務署から感謝されるぐらい税金を納めるようになろう。」
ということでした。
これは先週終わった(クライアントさんの)税務調査の前に顧問税理士の先生から言われたことです。
社長も税務調査に立ち会った私もその言いつけをきちんと守って節税のせの字も言いませんでしたが、私は最後までちょっと違和感が残りました。
と言うのも、経営者である以上、誰しもが税金も含めた形でキャッシュ・フローには非常に気を使っているからです。
もちろん、納税は国民の義務であり、脱税は絶対にいけませんが、合法的な範囲内でキャッシュ・アウトをいかに抑えるかは経営者の腕の見せ所です。
これは税金を払いたいとか、払いたくないとかいう気持ちの問題ではなく、経営者として会社を存続させ、さらに発展させていくためには常に頭に入れて置かねばならない事項です。
日本の場合、税金をやや特別視する傾向があり、あえて税金について表立って触れたがらないところがあります。
その結果、かえって水面下でせこい脱税行為が横行していたり、納税の時期になって慌てて資金の手当てに走るといったような事態を招いている気がします。
まず初めに税金ありきではなく、トータル的なキャッシュ・フローの中で税金をコントロールするくせをつけないと、いつ何時勘定足りて銭足らずの状況に陥るか分りません。
会社を経営する立場からすれば、ある意味交際費として支出しようが、税金として支払おうが一緒です。
結果的に手元に残るお金はいくらで、そのうちどのくらいの金額を次の事業展開のために新たな投資として回せるかが大事です。
臭いものには蓋という感じで「節税」という言葉を表面的に回避しているだけでは、かえって物事の本質を見誤るのではないでしょうか。
税務調査を終えた後、社長と私の一致した意見は、
「いっぱい儲けて、税務署から感謝されるぐらい税金を納めるようになろう。」
ということでした。
2010-09-29 20:30
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始めまして。
顧問税理士さんも使わないでくださいとおっしゃられたものの
租税回避とみなされる行為の根拠について説明はなされなかったのでしょうか?。
by 黒髪 (2010-09-30 09:06)
黒髪さん
コメントありがとうございます。
顧問税理士の先生は一般的な注意として節税という言葉を使わない方が良いとアドバイスされたもので、何か特定の取引を指したものではありませんでした。
世間一般には節税や節税対策とよく使われているのに、要らぬ誤解を避けるために言わない方が良いという事にちょっと驚いた次第です。
by 岩井徹朗★会社の土台作り (2010-09-30 10:12)