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カリスマ経営者の意外な一面 [マネジメント]

 「毎年、8月は第1週だけ働いて、あとは休むことにしている。」

 「社員にも早く来て早く帰るように言っている。」

 「長時間、夜遅くまで働いていては体を壊すし、家庭不和にもつながる。」

 これらの言葉はユニクロで有名なファーストリテイリング会長兼社長の柳井正さんが書かれたものです。(9月11日付朝日新聞より)

 柳井さんは毎週土曜日にコラムを掲載されているのですが、私が勝手に想像していたモーレツ社長、カリスマ経営者のイメージとは随分かけ離れているので最初に読んだ時はかなりびっくりしました。

 サラリーマン時代、最初の勤務先は社員数が多く、連続休暇の制度も整備されていたため、年に1回はまとまった休みを取ることができました。

 そして、私も休暇を取る前には普段よりも一所懸命に仕事をしたため、当時の課長からは、

 「月の半分ぐらいを休みにした方が成果があがるんじゃないの?」

と皮肉まじりに言われたぐらい、お休み大好き人間でした(笑)。

 一方、ベンチャー企業に勤めている時、なかなか売上も安定せず、また少人数でやっていたこともあり、なかなかまとまった休みを取ることができませんでした。

 なんとなく「休みを取らずに働くのが当たり前」みたいな雰囲気があり、社員からは「休みを取ります」とは言い出しにくい環境でした。

 起業してからは、自分のペースで仕事をできるようになったため、サラリーマン時代に比べると、より柔軟に休みを取ることができます。

 しかし、まだまだ経営基盤が確立できたとは言える状況ではないので、最初の勤務先で長期休暇を取った時のように何もかも忘れてゆっくり休むということはできません。

 同じコラムの中で柳井さんは次のような事も言われています。

 「仕事はずっと続けていくものだ。続けていけるように、仕事の仕方を考えないといけない。」

 まさに、全力疾走で100mを走ることはできても、同じペースで100kmを走ることはできません。

 しかし、経営資源も人材も限られている中、生き残っていくためには時には他社よりも1秒でも早く目的地に到着しなければならないことがあるのも事実です。

 では、どう対応すれば良いのでしょうか。

  「戦略とは何をやらないかを決めることである」

という話を先日ある起業家の方から教えていただきました。

 会社として事業を長く続けていくために何を捨て、どこに集中するか。そして、そのためにどういう仕組みを効果的に作ってくか。

 私自身が真剣に取組まなければならない課題の一つです。

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コメント 2

やま

おはようございます
確かに仕事で良いパフォーマンスをするには、それ以外の要素も大事だと思います。
人生一回ですし、そう考えると仕事一辺倒では将来は暗いですし、周りも明るくなっていきませんね。
by やま (2010-09-16 09:12) 

岩井徹朗★会社の土台作り

やまさん

コメントありがとうございます。

ほとんど時間外勤務なしでもしっかりと収益を上げている会社もあれば、毎晩遅くまで働いていても一向に売上があがらない会社も。

会社全体で取組まないとなかなか解決できない問題ですね。
by 岩井徹朗★会社の土台作り (2010-09-16 10:31) 

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