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要領よく立ち回ることが時には肝心 [スポーツ]

 今日の日経新聞に野球評論家の豊田泰光さんのエッセイが載っていた。

 毎回いろいろな視点から野球について語ってくれるため、いつも楽しみにしているのだが、今日の話のポイントとしては、以下のようなもの。

 ①野球選手は打球を遠く飛ばし、正確に投げられることが大切で、必ずしも鍛え抜かれたアスリートである必要はない。

 ②問題なのは無邪気な肉体信仰にはまった選手で、彼らは一生懸命やったことが何かの免罪符になると勘違いしている。

 ③この点、長嶋、王の両選手は、良い意味で「要領がよく」、人間の体力と気力が有限であることを悟り、限られた力を一点に集中した。

 ④しかし、彼らの「要領のよさ」は、「頑張ったけれど駄目でした」で許される世界から、最も遠いところで生きてきたことと無縁ではない。

 日本ではあまり「要領がいい」という言葉があまり褒め言葉にならないことを踏まえた巧みな指摘であった。

 さて、会社を経営していく上でも、この「要領のよさ」は必要である。

 会社のために寝る間も惜しんで働くことはビジネス関係の話題としてよく称賛されたりする。
 
 しかし、時間も資源も有限である以上、同じ結果を出すのであれば、睡眠時間を削って働くよりも、きちんと休んで、成果をあげる方がよっぽど良いのである。

 何年か前にある不祥事が起こった際、その会社の社長が「私は寝ていないんだ!」と発言して、顰蹙をかったことがあった。これなどはまさに必死に頑張っていることが免罪符になると心のどこかで思っていたからではないだろうか。

 肝心なのは、「頑張ったけれど・・・」が通用するか、しないか、ということ。

 長嶋選手や王選手のようなスーパースターの場合はそれが許されなかった。
 
 ビジネスにおいても、結果責任が問われる場合も数多い。

 特に中小企業の場合は大手企業に比べると人的資源や物的資源が不足しがちである。目標を明確にし、何をやり、何をやらないかという積極的な取捨選択によって、「要領よく」成果に結びつけることが求められる。
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