桑田真澄氏の七つの道に学ぶ

　連日夏の甲子園出場を目指して各地で熱戦が続いています。
　私などは炎天下で歩いているだけでもクラクラしますが、いくら若いとは言え高校球児の元気さには頭の下がる思いです。

　さて、昨日の朝日新聞に元プロ野球選手の桑田真澄氏が球児たちに向けて、「野球を好きになる七つの道」というオピニオンを発表していました。

　その桑田氏が提案する七つのポイントとは

　①練習時間を減らそう
　②ダッシュは全力10本
　③どんどんミスしよう
　④勝利ばかり追わない
　⑤勉強や遊びを大切に
　⑥米国を手本にしない
　⑦その大声、無駄では？

　この中で私が意外に思ったのは①と⑥。

　①については、

　「もちろん、手を抜いたりサボったりするのはいいことではありません。でも、決して大きくない自分の身体を守るためには必要なことでした。」
　
として練習中に手を抜いたことを正直に告白されていました。

　また、⑥については、選手時代の晩年、米国でのプレーを熱望していたにも関わらず、大リーグの拝金主義を冷静に指摘しつつ、

　「バッテリーの配給だって、戦術だって、日本の野球の方が進んでいると思います。」

と分析されています。

　この2点で共通していることは、自分の考えをしっかり持って、物事を判断し、実行しているということ。

　上司（監督）がなんと言おうが、周囲やマスコミがどんなに礼賛しようが、おかしなことはやらないし、ダメなものは駄目と結論づけていることに深い共感を覚えました。

　会社の中にもなかなか上司の言うことを聞かない人や、周りの意見にあまり納得しない人がいるかもしれません。
　もちろん、単なるダメ社員だという場合も多いと思いますが、もしかしたら、そんなちょっと偏屈社員の中に隠れた逸材がいるかもしれませんね。

タグ：桑田真澄 手抜き 大リーグ 球児 甲子園

コメント 2

始めまして。
桑田真澄さんの提案する7つのポイント
とても感動します。心にすんなり入ってきます。
桑田さんはmjbにいって怪我をされて思うように
活躍できませんでしたね。
でも顔がとても穏やかに感じました。
こんな人が監督になったらって思ってしまいます。

by yoko-minato (2010-08-25 16:07) 

yoko-minatoさん

コメントありがとうございます。
私はどちらかと言うとアンチ巨人なのですが、桑田さんの考え方、生き方には非常に共感するものがあります。
実力と知性を兼ね備えた人が将来どういう指導者になるか楽しみですね。


by 岩井徹朗★会社の土台作り (2010-08-25 20:34)