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お金の仕入 [資金繰り]

こんにちは、ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。


資金調達に関する本を読むと、


 ノンバンクなど高金利の融資で
 お金を借りてはいけない


ということが大抵書いてあります。


資金繰りに厳しいからっといって
いわゆる高利貸しからお金を借りると、
借金が雪だるま式に増えていくので、
資金繰りがより一層逼迫するから
というのがその主な理由です。


確かに借入金利を15%とすると、
500万円を借りた場合、


 1年間の支払金利:75万円

 2年間の支払金利:150万円

 3年間の支払金利:225万円


となるので、
金利の負担がバカになりません。


・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━━・

一方、住宅ローンで考えた場合、


 借入金額:2,400万円
 
 借入期間:30年

 金利:年2.475%

 返済方法:毎月の元利金等返済


とすると、


 毎月の返済額:94,517円


となり、


 総返済額:34,026,120円


になります。


つまり、借りた金額2,400万円に対し、
金利相当分1,000万円を上乗せして
返済しなければならない計算です。


期間が30年と長いので、
仕方がないのかもしれませんが、
1,000万円という金額は、
個人の負担額としては大きな数字。

今は比較的低い金利で
住宅ローンを借りることができますが、
やはり金利の負担はかなり重いですね。


・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━━・

ここで私が申し上げたいのは、

====================
 借りたら返すという前提で、
 資金調達する
====================

ということです。


そんなことは当たり前だと
思われるかもしれません。

しかし、私の経験からすると、
意外とできていない会社が多い
と感じています。


もちろん、お金が足りないので、
資金調達するのですが、どうしても

====================
 目先の借りることだけに集中して
 金利を含めた返済のことは後回し
====================

という傾向があります。


このため、弊社では、


 「とりあえず何でもいいから
  資金調達したいので、
  サポートしてくれ!」


というご依頼は基本的にお断りしています。


私がお金を貸す立場として見ても、
まず問題なく返済できると考えた場合のみ、
資金調達のお手伝いをするというスタンスです。


この観点からすると、
本に書いてあることと矛盾するようですが、


 一時的なつなぎ資金として
 ノンバンク等から借りるのも
 資金調達としてはあり


と言えます。


例えば、500万円を使って1年後に
800万円のリターンがある事業の場合、


 300万円の収益が上がる


ので、15%分の金利75万円を払っても


 差引き手元に225万円が残る


計算になります。


この225万円が会社として
他の事業と比較して合理的な数字であれば、

資金調達として


 借入金額:500万円

 借入期間:1年

 借入金利:年15%

 返済方法:期限一括返済


も視野に入れても良い
ということになります。


もっとも、
ノンバンクなどから借入金があると、
銀行の融資審査では色眼鏡で見られるので、
要注意ですが・・・。


肝心なのは、なかなか
銀行がお金を貸してくれないので、
より簡単に借りられるところから
資金調達するのではなく、

====================
 必ず返すので、借りる
====================

ということ。


資金調達をお金の仕入として考えた場合、


 575万円で仕入れて800万円で売る


というのは、ビジネスとしては
充分成り立つのではないでしょうか。

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