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ロールキャベツ男子の本質 [気づき]

 一見外見は草食系だけれど、中味は肉食系の男子を「ロールキャベツ男子」と言うとのこと。

 「羊の皮を被った狼」という言葉はあまり使われなくなった昨今、一部女性の間ではいざという時に頼りになるロールキャベツ男子が秘かに人気をよんでいるという話も耳にします。

 日本語の表現はなかなか奥が深いですね。

 さて、会社を区分する時によく「中小企業」とか、「ベンチャー企業」とか呼びますが、その使い分けって案外難しい気がします。

 中小企業の場合、法律で定義されており、業種毎に従業員数と資本金の金額で一定以下のものを中小企業と呼んでいます。

 このため、その定義に従うと、ベンチャー企業もその大半は中小企業という範疇に入ります。

 現在の私の会社は資本金が1,000万円で従業員数0名(役員4名)。業種としてはサービス業に分類されますので、バリバリの中小企業です。

 しかし、自社をベンチャー企業と言ったことは1度もありません。

 その理由をいろいろと考えてみると、

 ・独自の技術を持っている訳ではない。

 ・革新的なサービスを提供していない。

 ・ハイリスク・ハイリターンな指向はない。

 ・株式上場(IPO)を目指していない。

 ・外部からの資本調達はしていない。  

などなど。

 何となくないないづくしで少しへこみますが(笑)、一般にベンチャー企業の特徴と言われているような要素をあまり兼ね備えていない気がします。

 ベンチャー企業という言葉もここ10数年で広く定着化しました。
 掘り下げていくと各人によって持っているイメージは微妙に異なりますが、人気投票したら恐らくベンチャー企業>中小企業という結果になるのではないでしょうか。

 そして、言葉の持つイメージは意外と重要。

 「私はベンチャー企業で働いています!」

と言われると、何をやっているのかよく理解できなくても、なんとなく凄そうなことをやっている印象を(勝手に)持ってしまいます。

 けれども、中小企業であれ、ベンチャー企業であれ、大企業に比べると会社としての資源が乏しいのは同じ。業績の悪化した時に耐えて復活するのはそれなりの備えが必要です。
 
 ハイリターンを狙うのは良いにしても、リスクへの対応をきちんと手当てしないと、単に無茶苦茶な経営になりかねません。

 したがって、ベンチャー企業というプラスのイメージを惑わされず、その技術の信頼性や将来性、経営者の資質など一般に中小企業をチャックするのと同じ審査基準が必要です。

 ロールキャベツ男子と言うと少しやさしい男性のイメージを抱いてしまいますが、本質は狼と考えればやはりそれなりの警戒は必要。言葉のあやには注意して物事の本質を見失わないようにしたいですね。

 ちなみにあっさり和風だしで煮込んだロールキャベツは私の大好物の一つです。 
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