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美味しい野菜の重ね煮 [気づき]

 先日あるシェフの方に野菜に関するお話を聞く機会がありました。

 その人曰く、

 「野菜にも陰と陽があり、陰の野菜と陽の野菜を重ねて蒸すことで、新たな旨みが出てくるんです。」

 お話の後、その料理をいただくと、味付けは塩を少し使っているだけにも関わらず、なんとも言えない野菜の甘さがにじみ出ており、大変美味しくいただきました。

 陰の野菜は下に向かって、陽の野菜は上に向かってエネルギーを発生するため、それらを上手に重ねることで一種の核融合が起き、なんとも言えない新たな味を引き出すということなのかもしれません。

 会社においても、営業の得意な人、他人と話すのは苦手な人、数字に強い人・弱い人、きちんとしている人にだらしない人など様々です。

 それぞれが得意とする分野も違い、一番強くエネルギーを発揮する領域も異なっています。

 けれども、それらの人材を上手く組み合わせることができれば、1+1=2以上の効果が生まれるケースがあります。

 日本の場合、どうしても出る杭は打たれる傾向があり、目立つことよりも人と同一化している方が無難であると考える人が多いのも事実です。

 たまに人事担当者などが、

 「この人は我が社の社風に合わない・・・」

と言ったりしていますが、同質の人たちばかりを集めてしまうと、リスクヘッジの観点からはかえって危険です。

 現在の閉塞感を打ち破っていくには、他との違いを認め、その多様性を取り込んで進んでいくことが求められているような気がします。

 いろいろな人を上手に組合わせて仕事を行うこと。管理者の方は今よりも大変かもしれませんが、その組合わせや仕組みがきちっとはまれば、金太郎飴集団では絶対にできない新たな事業が生まれるのではないでしょうか。

 野菜に出来ることは人間にだって出来るはず!ですよね。
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新危機管理研

レストランにはシェフがいますが、会社にはシェフ役ができる人事担当がいないのでは。
by 新危機管理研 (2010-12-01 07:44) 

岩井徹朗★会社の土台作り

新危機管理研さん

コメントありがとうございます。
人の出来、不出来を評価できる人はいても、その人材を総合的にどう活かしていくか、コーディネートできる人は意外に少ないのかもしれません。
by 岩井徹朗★会社の土台作り (2010-12-01 10:13) 

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