この手続は内部統制上問題はありますか？

　今日、あるクライアントさんから「この手続は内部統制上問題はありますか。」という質問があった。

　要は会社が規程等で決めていることの例外的な措置に関する対応の照会である。
　会社の決めたルールは守らなければならないが、それを守ることで多大な労力と無駄な時間が発生する時にどうするか。

　このような質問があった場合、私がまず考えるのは、

　・コンプライアンス上の問題はないか。
　・後からその件で問題が起きた時に自分自身が自分の言葉で事情や考え方をきちんと他人に説明できるか。
　・仮に今回例外的な対応をしても、事後の改善策なり、対応策ができるのか。

という点である。
　
　今日の質問内容は、上記の3点で問題ないと判断したため、私は、今回は例外的な対応を進めてはどうかとアドバイスした。

　ある知人はこの種の問題に対応する時、「自分の胸に手を当ててみて、心が痛まなければやる。」と言っていた。
　人によって価値観はまちまちであるが、ＮＯとすぐに言うのではなく、どうやったらＹＥＳに持っていけるのかを工夫することは今のご時勢に必要なことだと思う。

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