SSブログ
★根性論を脱し、PDCAサイクルを回して会社の持続的な成長につなげる手法は「こちら」をご覧下さい。
★中小企業のためのPDCA実践講座

社内で自分の言いたいことがきちんと言えているか? [情報]

 会社では社内の風通しをよくするために様々な工夫をしている。

 直属の上司とは別に年に数回人事部との面談を設けたり、経営陣との交流会を定期的に開催したり、ホットライン窓口を作ったりと様々である。

 しかし、本来会社にとってリスクの高い情報がすぐに社内に伝わる体制ができているか、どうかについて自信を持って「我が社は大丈夫です。」と言える経営者は少ないのではないだろうか。

 一つには、悪い情報が自分のミスに基づくものである場合、社員としては人事評価や雇用とも関連してくるため、どうしても情報を伝えたくないという気持ちが働く。

 これを打破するためには、悪い情報を伝えないことが、情報を隠蔽することよりも当該個人にとってマイナスになることを会社の風土として根付かせる必要がある。
 しかし、これは一長一短にできるものではない。単に規程やルールを作るだけではなく、自分の失敗をすぐ正直に伝えることが褒められるという事例を地道に積み重ねる必要がある。

 一方、情報伝達の問題は経営者や上司の普段の態度にも関係してくる。

 いくら、上司が「悪い情報があったらすぐに俺に伝えろ。」と指示していても、すぐ怒鳴る人であったり、いつも怖い顔をしている人に対しては、なかなかものは言いづらい。
 中にはそういうことを気にせずに、きちんと上司に報告する社員もいるであろうが、多くの人は、怒鳴り声を想像したり、しかめっ面を見たりすると、「ちょっと言いづらいなあ・・・。」と感じてしまうものなのだ。

 また、下からの情報を待っているだけでも駄目である。
 情報は自分から取りに行かないとなかなかつかめないものである。数字の微妙な変化、部下の普段と違った様子など、をきちんと察知できるかどうか。

 いずれにしても言うは易しであるが、会社がきちんと業務を続けていくためには非常に大切なこと。
 人間誰しも失敗や勘違いはある。悪意を持った不正に対しては厳格に対応することはもちろんであるが、悪意のない誤りが結果的に大きな損失につながることもある。

 たんに、制度を作っただけでは不充分で、よりよい仕組みを目指して日々創意工夫を続けていく努力がすべての会社に求められる。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

■メルマガ
口座残高に経営判断が影響されない安定した経営を実現するためのメルマガ「【UCF】超キャッシュフロー経営通信」の詳細は「こちら」 → http://bit.ly/heeze_ucfmaill
■ HP
成長支援部作り → http://www.basis01.com/
■ Facebookページ
社長の頭の中にしかないことは、言語化、数字化してこそ価値がある → https://www.facebook.com/heeze2006

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。